年長の早生まれ息子のママREIKAです。
来年春に息子の小学校入学を控えていますが、今回は私自身の小学校時代について少しお話をしたいと思います。
私は私立女子大附属幼稚園→地元の公立小学校へ進学しましたが、入学後の鮮明な気持ちは今もまだ心に残っているので振り返ってみようと思います。
もくじ
私立女子大附属幼稚園時代
わたしは私立の女子大の附属幼稚園に通っていて、それはそれは楽しく3年間を過ごした思い出があります。女子大附属ですが、幼稚園だけは共学で男3:女7くらいの比率だったと思います。
モンテッソーリ園だったので毎日好きな「おしごと」をする園生活でした。
人気のあるクッキー作りから割り算の筆算まで、個々の好きなことを選んで過ごすことができるので楽しかったですし、今思うと穏やかな子が多かったです。
女子の人数が多かったので、女の子から嫌なことを言われたりしたことはもちろんありましたが、男の子から嫌なことをされた思い出は全くありません。
セーラームーンごっこでタキシード仮面役をやってくれるような男の子が多く、乱暴な子はいませんでした。
私の初恋は、同じクラスだった地元百貨店の御曹司。同じバス停だったお医者様の息子さんは、顔もカッコよくてモテモテでした。(女子の本能!?)
内部進学で女子大附属小学校も合格!しかし…
幼稚園の敷地内には同じ女子大附属小学校があり児童同士の交流もあったので、私は卒園後その附属小に行くものだと思っていました。
面接だけの内部進学試験も無事合格。
しかし、わたしは親の意向で地元の公立小学校へ入学することになりました。
その理由は、まず1つ目は通学問題。幼稚園バスは広範囲のルートがありましたが、小学校になるとスクールバスはあるものの範囲が狭まるため、乗り換えが必要になります。
車での送迎は、私の姉の中学校の登校時間(歳が離れている)より早く家を出ないといけなくなるため、現実的ではなかったのかもしれません。
もう1つの理由は、地元の進学校問題です。
女子大附属小に進めば、そのまま中高大とエスカレーターで女子大に進学できます。しかし、地元で頭がいいと言われている進学ルートは県立進学校→有名大or地元国立だったので、その道からは外れてしまいます。(地元国立はヒーロー扱い)
親としては県立進学校ルートに行ってほしい気持ちが大きかったのでしょう、女子大附属小に進むメリットがあまりないと判断したのだと思います。
現在大人になって都内に住んでいる身の私からすると、地元の県立高校の話になんてなったことがないし、全国的に名が知れている私立女子大エスカレータールートの方がメリットが大きいよ!!と声を大にして言いたいです。(切実)
ちなみに私の幼稚園からは、同じように公立ルートを辿った人も結構いると思いますが、女子はみんな上記のように思っている人が多いのでは、と思います。
地元の公立小学校へ入学。今も覚えている正直な気持ち
地元の公立小学校へ入学しましたが、私にとって本当に試練の毎日でした。
地元とはいえ学区の境界線近くに住んでいたので、学校まで遠く登下校が大変でした。長い通学路を毎日歩いて通っていたのですが、近所の悪ガキとタイミングが重なると最悪でした。
路肩の側溝の汚い水を葉っぱにつけて、それを振りながら私の頭から背中にかけて飛ばしてきながら追いかけてきます。こういったいたずらをされた経験が幼稚園では一切なかったため、私は本当に免疫がなく嫌で怖くてたまりませんでした。
子供の足で片道30分、毎日悪ガキに追いかけられ泣きながら帰宅していました。
また、これも今までの環境で知り得なかった知識?だったのですが、入学後すぐに隣の席の男の子が自由帳に絵を描いていたので私はそれを見ていました。
人の絵の下半身に→を差し「へ」とかいてあります。
へってなんだろう…。聞いたことのない言葉だったので帰宅後親に尋ねたところ、そのとき初めて「屁はおなら」ということを知りました。しかし、そのときの親のリアクションがかなり微妙だったので、よくない言葉だということも同時に理解しました。
こうしてブログに書くほど記憶に刷り込まれているので、小学校に入って初めて学んだことは紛れもなく、屁でした。
それから、これは現代ならあまりないエピソードかもしれませんが、白地に青い模様の靴を履いていたら「こいつは男だ!」「男!男!男!」と男子に囲まれ連呼されました。
一応有名メーカーの靴で、当時キッズサイズは珍しかったため親が喜んで購入したものだったのですが、青いものを身につけているだけでこういったことを言われてしまったのでお蔵入りになりました。
ここまで全て男子からされた嫌なことを書き連ねましたが、本当に小学校入学後は男子からのいたずらに悩まされていました。
それは幼稚園が女子大附属だったことで免疫がないことももちろん影響していますが、もう1つ大きな原因がありました。
公立小学校こそ注意!入学前に確認すべきこと
それは、男女の比率問題です。
こればかりは運次第なのですが私の学年は男女比率が非常にバランスが悪く、男7:女3で私にとっては試練中の試練でした。幼稚園が男3:女7だったので、天地がひっくり返るような環境です。
私は息子を育てていて思いますが、「悪ガキ率」は正直男子の方が高いと思います。男子の比率が高いということはクラス単位の悪ガキ率も上がるということです。(全ての男子がそうだと言っているわけではないです。あくまで私の主観)
男女比率は6年間(相当な数の転校生がいない限り)変わらないので、かなり重要なポイントです。私立小では男女比率が偏った募集をしている学校もありますが、それは受験する際に知り得る情報です。公立小学校は男女別の募集人数などがあるわけもなく、本当にたまたま学区内の女子が非常に少なかったのですが、そのことを私が知るのは入学後でした。
男女比率が偏ることで、何より最悪なのが班行動。運が悪いと男子4人女子1人の編成です。班替えの度に憂鬱でした。6年間ずっと。
6年生の修学旅行で女子が1人だけの班になってしまった子は、自由行動も班単位なので本当にかわいそうでした。
班での話し合いなどで、男女どちらもいた方がより多彩な意見が生まれるなどのメリットはあると思います。しかしそれはこの場合男子目線のメリットにしかすぎません。どの班に所属したとしても男子はいるので、女子が1人しかいない班は女子目線だとメリットが1つもないです。今思うとせめて修学旅行時は男子だけの班を作ることで、女子が1人しかいない班は無くすくらいの配慮は必要だったのではないかなと思います。
私の場合は女子が少ない学年でしたが、男女逆でもその問題は起こると思います。女子の比率が多かった場合、特に高学年のグループ化する女子の中に、男子1人だけ混ざって班行動はしんどいのでは、と思います。
小学校に入学する前に一度、入学予定の性別比率は確認した方がいいかもしれません。
低年齢時の学校選びは筋道を立てて
地元の公立小学校を卒業し現在は母になった私ですが、今大人になって思うことは学校選びはブレない筋道を立てるのが大事だということです。
転勤などのやむを得ない事情がある場合は別ですが、子供目線だと環境が180度変わるのは相当しんどいです。(成長に伴う子供自身の意思なら大アリです)
女子大系の附属幼稚園の環境が気に入っていて、小学校の内部進学も合格をもらっているのであれば子供はその気になります。親に説得されて入った公立小が期待以上に楽しければ良いですが、その逆は辛いです。
小学校は地元の公立以外の選択肢を考えていなかったのであれば、同じような児童層が多いであろう地元の幼稚園の方が小学校入学後もギャップを感じなかったと思います。
「幼稚園で一番いい環境はここ」「小学校ならこっちの方がいい」という考えで学校選びをして行くと、切って貼ったようなツギハギルートしか出来上がりません。必ず前後の繋がりを考えて子供と一緒に道筋を考えていきたいとおもう私なのでした。